頭がギューッと締め付けられる感じのする緊張性頭痛への治療

頭痛をカイロ整体で改善
目次

緊張性頭痛についての解説とカイロプラクティック的対処法

最もよく見られる頭痛が緊張性頭痛とされていますが、実際には片頭痛など他のタイプの頭痛と混合していることが多いようです。
頭痛を訴える方に「その頭痛はどんな感じがしますか?」と尋ねて、「頭に巻いた鉢巻きがギューッと締め付けてくるような痛み」「重くて鈍い痛みがずっとそこにある」といった回答があった場合、その大半が緊張性頭痛です。

緊張性頭痛はその名前からして頭部の筋肉の緊張が原因のように受け取られますが、実際には痛みを感じる神経が過敏になっていることが第一の要因であると最近では考えられるようになってきています。緊張性頭痛のある患者さんの頭部・首・肩の筋肉の固さをチェックしても、頭痛が無い時と比べて極端な違いが有るわけではありません。比較的女性に多く(今までの人生のうち緊張性頭痛になったことがあると答えた女性:90%、男性:70%)発生し、年齢別に見ると40代にピークがあります。

症状と徴候

  • 頭部の鈍い、ギューッと締め付けるような痛み
  • 痛みが前頭部・側頭部・後頭部の両側に拡がる
  • 頭皮や首・肩の筋肉を触ってみるとコリコリと固い
  • 基本的に吐き気は無し
  • 30分~7日間程度、しばらく続く頭痛

緊張性頭痛にはこの様な特徴がありますが、もし頭痛が1ヶ月に15日以上、少なくとも3ヶ月間に渡って起きている場合、それは慢性頭痛と判断されます。勉強・仕事中の姿勢など、頭痛の要因を探し出して改善させる必要があるでしょう。

もし頭痛が下記のように今までのものとは違うパターンを示すようになったらできるだけ早く救急病院などで診察を受けて下さい ↓

  • ガツーンと殴られたかのように始まった頭痛
  • 頭痛と共にろれつが回らなくなったり手足のまひがある
  • 安静にしていても良くならず、ひどくなる一方の頭痛

緊張性頭痛の原因は?

脳出血や脳腫瘍など、命に関わる危険な頭痛と違い、緊張性頭痛の症状の場合は徹底的に検査されるという事が無いため、ハッキリした原因がつかめないまま病院では鎮痛剤や筋弛緩剤、抗うつ剤が処方されることが多いようです。ただし緊張性頭痛のキッカケとなる要因は一般に良く知られていています。

  • ストレス
  • 猫背など、バランスの悪い姿勢
  • 歯ぎしり、歯を食いしばるクセ
  • うつ、強い不安感
  • ずっと背中を丸めてうつむき加減の姿勢を続ける職業(歯科医など)

対処法

緊張性頭痛が起こりやすくなる上記のような要因がある場合は、その要因を取り除く事が一番大事です。しかし例えば動きの悪い関節があるせいでバランスのとれた良い姿勢をとりにくいなど、自分自身の力ではなかなか除去できない頭痛の要因もあります。その様な場合、後頭骨・頚椎・上部胸椎の関節で動きの悪くなっている部位を探し当てて周囲の筋肉の緊張を取り除く事で関節の動きも改善し、精神的にもリラックスできるようになります。関節の動きの調整や姿勢の改善にはカイロプラクティックを試してみて下さい。また、自宅でできる対処法としては、温熱・寒冷療法などがあります。ホットパックもしくはアイスパックを痛いところに当てることによって筋肉の緊張を和らげたり、痛覚を鈍くしたりすることで頭痛を緩和させる事ができます。ストレッチも効果的ですね。頭痛がひどければ痛み止めで抑えることも大事ですが、鍼灸やカイロプラクティックのような手技療法的なアプローチも結構有効的です。

参照:

  • Headache: Hope through research. National Institute of Neurological Disorders and Stroke. http://www.ninds.nih.gov/disorders/headache/detail_headache.htm. Accessed 06/13/2010.
  • Cervicogenic headache. The Chiropractic Report 2010: vol.24 No.5
  • Behavioral and Physical Treatments for Tension-type and Cervicogenic Headache. Duke University Evidence-based Practic Center.
頭痛をカイロ整体で改善

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よければシェアしてくださいませ~
  • URLをコピーしました!
目次