次はいつ頃に来ればいいのか、間隔について教えて!
初めて当院に来られた患者さんに一番良く聞かれるのは、「次はいつ頃に来ればいいのでしょう?」といった質問です。患者さんのお仕事・家庭の事情によって来院する間隔や回数は左右されますが、症状が急性か慢性なのかによっても違いが出てきます。ギックリ腰など急性の痛みの場合次回は翌日~2・3日後に来てもらうのがベストで、慢性的な肩こりや腰痛などの場合は2回目は4~5日後に来てもらう事をおすすめしています。
症状が急性であろうと慢性であろうと、施術を受ける間隔が開きすぎると身体のゆがみが元の状態にもどってしまいます。急性のギックリ腰や寝違えなどであっても、患者さんの普段の姿勢に問題があって首・肩・腰に負担がかかりすぎている事が多く、その慢性的な要素を除去しない限り再び同じようなギックリ腰などにおそわれる事につながります。いったん痛みが引いたからといって安心せず、繰り返し施術を受けることで身体のバランスを改善させていきましょう。
身体に起きる変化を分かりやすく説明すると
良く運動する子供達や、栄養・運動・姿勢に気をつけているごく健康的な人達は身体が生まれつき持っている自然治癒力が高く、身体にゆがみや疲れがたまってもすぐに回復できます。全ての人がこの調子であれば良いのですが、実際はそうはいきません。
健康な人は身体の自然な回復力の方がまさっています。
ところが頭痛・肩こり・腰痛などの症状が慢性化している人は身体への負担が大きすぎて自分自身の努力だけではダメージから回復できず、さらに状態が悪化していく「Pain Cycle(痛みのサイクル)」に入り込んでしまっています。
長期に渡って症状が慢性化してしまうと痛みに慣れてしまい、身体にゆがみがある事に全く気付かなくなってしまいます。そうならないように当院では患者さんの身体がより健康な状態へ戻れるような手助けを、カイロプラクティック・ケアという手段を用いておこなっています。
初期の段階はできるだけ間隔をつめて来て下さい
身体のゆがみがまだ大きい初期段階では悪い姿勢や身体の使い方のクセなどの慢性的な要素を除去しきれていません。初回の施術でググッと良くなることも多いですが、ちょっと間隔を開けると再び元の状態に戻ってしまいます。身体のゆがみというカタチで出てくる関節の動きの悪さや筋肉のコリを改善させ、身体に新しいクセを付けるようにするため、初期の段階では出来る限り集中的に間隔を詰めて来院してください。
状態が良くなったらメンテナンスケアに移行
痛みを抑えるための初期段階の集中施術を受けた後は、再び症状が復活しないようメンテナンスケアを受けていただくのが一番です。痛みの自覚症状が無くなっても、触診で関節の動きや筋肉の緊張度をみると痛みの存在に気付かされるでしょう。身体のゆがみが再びひどくならないよう、定期的なカイロプラクティックケアを受けることでより健康な生活を送れるようになります。
メンテナンスケアを分かりやすく見ると
メンテナンスケアの来院ペースは人それぞれです。思い出した時に来る患者さんから月イチ、2週間ごとの方まで、患者さんの身体の状態次第なので来院間隔もまちまちです。メンテナンスケア時には関節をアジャストする時の関節音もさほど目立ちません。しかし、以前苦しんでいた頭痛・肩こり・腰痛などが再びひどくならないようにしておくためには、痛みの症状が出てくる前にケアをしておくことが肝心なのです。
急性・慢性の症状によって改善のしかたが違います
初期の段階では集中的に、状態が良くなったらメンテナンス的に身体をケアしましょうという話をしました。初期の段階でググッと良くなって痛みがとれる場合もありますが、身体中の関節・筋肉がガチガチに固くなっている慢性的な症状の患者さんの場合はやはり改善のスピードも遅くなりがちです。
通常よくあるパターンでは初期の段階でグッと良くなった後、症状に変化があまり見られないプラトー期を何回か経ながら穏やかに改善していく様子が見られます。順調に改善させていくため、必ず定期的に来院して下さい。