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首~肩~腕の慢性痛・だるさでお悩みの方へ
勉強やデスクワーク、育児の抱っこや授乳などでついつい姿勢が悪くなってしまい、骨格を支えるための筋肉のコリが慢性化してしまっている方は多いですね。いわゆる猫背姿勢をとり続けることが多いと背骨の両脇や肩甲骨周りの筋肉などが特に固く張った状態になりやすいです。
どんな姿勢のパターンが慢性痛の原因となりやすいのか
ではどんな姿勢が首・肩・腕のだるさや痛み、慢性疲労につながりやすいのでしょう?
- ストレートネック
- 肩が丸まっている
- 背中の丸まり
- 腰の丸まり
- 浅く座るくせがある
- 脚を組むクセがある
よく見かけるこれらの悪い姿勢、首や肩周りに結構大きな負担をかけてしまいます。意外と脚を組むのも骨盤のねじれや傾きにつながり、そして上半身が傾くと、肩こりや首の痛みの原因の一つとなってしまいます。では姿勢が悪いとどのような仕組みで慢性疲労や痛みにつながるのでしょうか?
姿勢が悪い時に首肩周りで起こりやすい障害
- 腋窩鞘(腋の下を通る血管と神経をくるむ結合組織)が鎖骨に押しつけられる。
- 鎖骨下で血管が圧迫され、腕への血流が悪くなる→胸郭出口症候群に似た症状がでる。
- ストレートネックのため、頭部が前に出て後頭部の筋肉が固くなりすぎ、後頭神経が圧迫されると頭痛が発生しやすくなる。
- 頚部と肩甲骨をつなぐ肩甲挙筋が固くなりやすく、トリガーポイントが発生し腕などに痛みが拡がる。
改善のためにどんな手段があるのか
まずはもちろん姿勢の改善が必要です。自分の姿勢がどれくらいバランスの悪い状態になっているのか自覚していただくため、当院ではよほどの事が無い限り全ての患者さんの姿勢をチェックしてレポートをお渡ししています。姿勢の悪さから来る首・肩・腕の痛み、しびれ、だるさが主な症状の場合、効果的なストレッチなどがありますので一緒に練習してみましょう。姿勢を改善するためのストレッチは普段から習慣にする必要があります。また、睡眠中の枕の使い方やデスクワーク時の良い姿勢の取り方、育児中の方へは赤ちゃんの沐浴時の疲れにくい姿勢の取り方など当院で指導します。
首・肩・背中をつなぐ筋肉がこり固まっていると、それらの筋肉が付着する脊椎の配列に歪みが生じて脊柱周りの痛みの原因となります。ストレッチだけでは歪みを改善しきれないため、動きが悪くなり歪みの生じている脊椎をアジャストして根本的な改善を目指しませんか?