デスクワークの時の姿勢は大丈夫?

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重心が狂うと身体がゆがむ

デスクワークに伴う悪い姿勢骨格を支えるすべての筋肉が正しい長さでバランスがとれ、正しく力を発揮できていれば身体のゆがみは起こらないはずです。当院の患者さんでも、背骨の矯正をひととおり受ければもうゆがむ事はないと考えている方は多いですが、実際は背骨・骨盤の定期的なメンテナンスはかかせません。

例えば仕事中・勉強中の姿勢がどうしても悪くなってしまい、頭が前に出て猫背になってしまう。こんな姿勢をとる人は多いですね。背中と肩を丸めずに背筋を伸ばして脊柱の上に頭が乗る、この状態を維持する事が本当は大切なのです。脊柱を構成している一つ一つの骨は筋肉に支えられていて、骨と筋肉でお互いに助け合いながら、上からかかってくる負荷を分散させる働きがあります。正しい姿勢をとっていれば頭の重さを筋肉と脊柱の骨で分散して負担できますが、例えば猫背で頭が前に出すぎていると首・肩の筋肉ばかりに負担がかかってしまいます。

頭の重さはどのくらいあるかご存じですか? 骨密度や筋肉量、髪の毛の量によって変わりますが、およそ5~7kg。2リットルのペットボトルに水を入れて2~3本首の上に乗せているようなものです。

患者さんの話を聞くと、病院で首のX線写真を撮ってもらい「ストレートネックですね」と言われたことがある方は多いようです。デスクワークでパソコンを使っている時、よくある悪い姿勢のパターンがあります。それは資料を手元に置き、キーボードが机の奥の方にあるせいで頭が前に出すぎて肩も丸まっているという典型的な悪い姿勢です。よく見かけませんか?ノートブックパソコンを使っているとモニターの位置も低いため、目線が下を向きがちで猫背・ストレートネックがいっそうひどくなりがちです。

このような状態だと脊柱が頭の重さを支えきれず、首・肩の筋肉にかかる負荷が大きくなりすぎて頭痛や首の痛み、肩こりの原因の一つとなってしまいます。脊柱でしっかりと頭の重さを支えて筋肉を補助に使えるのがベストですが、できなければバランスが崩れた状態が慢性化して身体のゆがみの原因となるでしょう。

 

 

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Kawae Noriaki, D.C.
Cleveland University-Kansas City 2003年卒。Doctor of Chiropractic取得。カリフォルニア州開業免許およびカリフォルニア州X線技師免許取得後、現地で4年間臨床経験を積む。 2008年、さいたま市浦和に KAWAEカイロプラクティック開業。
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