- 2010-10-05 (火) 20:01
- カイロプラクティック
噛み合わせと身体のバランスの関係
物を噛む時やあくびをする時、顎の関節に痛みが走りませんか?
耳のすぐ前や頬の筋肉、歯や側頭部の筋肉に鈍痛はありませんか?
口を開け閉めする度に顎の関節からコキッと大きな音がしませんか?
顎の関節がロックして動かなくなったことはありませんか?
いくつか当てはまるものがある場合、それは顎関節症(TMD)かもしれません。
顎関節症の徴候としては以下のようなものがあります。
- 口を開け閉めする度に痛みと共に異音(コキッ、ゴリッ)がする。
- 上下の歯の噛み合わせが明らかに悪くなっている。
- 頭痛・耳の痛み・めまい・聴力の低下

- 顎の関節の動きに制限がある。
- 顔面・首・肩へ拡がる痛み。
大半の方にとって顎関節や周囲の筋肉の痛みは一時的な物であったり周期的に現れる事が多いですが、顎関節痛が慢性化してしまうケースもあります。こうした顎関節症の原因は大きく分けると4つのカテゴリーに分類することができます。
顎関節症・4つのタイプ
- 筋筋膜痛-顎・首・肩の違和感や痛みによるもの
- 顎関節の関節包、靱帯の損傷によるもの
- 顎関節内の関節円板のズレによるもの
- 変形性関節症によるもの
顎関節症を引き起こすキッカケは様々で、例えば運動中にボールが顎に当たってしまいその衝撃が顎関節周りの筋肉や靱帯、関節の軟骨を損傷させてしまうケースから、ガムやするめを片方の歯だけで噛みすぎて起こる顎関節症まであります。そしてその他に精神的なストレスや悪い「姿勢」からくる顎関節症もあります。
当院における症例で最多なものは顎の筋肉の痛み
精神的ストレスそのものが顎関節症の原因という訳ではありません。例えば強いストレスに晒されている人は知らず知らずのうちに強く歯を食いしばっていたりしますが、顎を使うための筋肉の緊張状態が長引くことによって筋肉が原因である顎関節症につながることがあるのです。また悪い姿勢で代表的なものは猫背ですが、頭が前に突き出た姿勢を取ってみて下さい。首の前の筋肉に下顎が引かれて口が次第に開いてくるのが分かると思います。口を「ポカーン」と開けたままでいるのはあまり格好の良くないことなので口を閉じようとするはずですが、そうすると下顎を持ち上げるための筋肉に力が入ったままになってしまい、顎関節周りの筋肉に原因がある顎関節症へと繋がっていきます。
精神的ストレスや姿勢の悪さのため過度に緊張して固くなってしまうのは顎を動かすための側頭筋や咬筋だけではありません。後頭部、首の横や後ろ、肩、肩甲骨の間など広い範囲で筋肉が凝り固まってしまい、それに伴って背骨の関節の動きが悪くなる事が非常に多いです。
顎関節内の軟骨である関節円板がずれて関節がロックしてしまったり、外部からの打撃で脱臼したり、年齢とともに顎関節が変形をきたして顎関節痛が発生している場合は口腔外科などで治療を受けるべきですが、ストレスや姿勢の悪さから来る首・肩・顎関節の痛みであればカイロプラクティックによる施術で症状が改善する可能性は非常に高くなります。
歯科医と連携して顎関節症へ対処します
側頭筋や咬筋に発生したトリガーポイント(筋繊維のコリ)セラピー、頸椎や上部胸椎へのアジャストメント、自宅でできるストレッチや筋トレについての指導をメインとして当院では施術を行いますが、噛み合わせを同時に治療した方が良いと思われる場合は当院の提携するさいたま市南浦和の歯科医院 【くろさき歯科】 (http://www.kurosakishika.com/) への紹介もいたします。また当院で顎関節症への施術を行うに際し、X線写真で顎関節の状態(変形の有無など)を確認したい場合は前述の「くろさき歯科」でX線写真の撮影をお願いすることがあります。
参考文献
- J Manipulative and Physiological Therapy 2002 Jan;(25): 63-70
- J Manipulative and Physiological Therapy 1999 Jan;(22): 32-37
- J Manipulative and Physiological Therapy 2003 Sep;(26): 421-5
- J Oral Rehabilitation 2010 Oct;37(10):760-5
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