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カンザスシティー

カンザスシティー

街の中心部はさほど田舎ではない件について

アメリカのどこに居たんですか?」「ミズーリ州のカンザスシティーです。

こうした会話の流れの後、「ちょー田舎ですよ。」と言うのがクセになりつつある自分に気付いてしまった。アメリカの中西部にあってカンザスシティーはそれなりにビッグな街であるのに。2007年の人口を見てみるとカンザスシティーだけで約45万人。衛星都市も含めれば100万人くらいいくんじゃなかったっけ?狭い半島におさまっているサンフランシスコの人口が約76万人だからカンザスシティー中心部はそれなりに都会なのである。

ミズーリ州カンザスシティー・プラザ

この写真は1998年に渡米した頃、まだデジカメがメジャーではなかった頃に撮った。周囲には小じゃれたショップやバー、レストランが並び、その後近くへ住むようになるにおよんでしょっちゅう訪れるエリアとなった。スペイン風の建物が並ぶこのエリアは「プラザ」と呼ばれる。もう10年も経ったんですね。カンザスシティーは普通の日本人にとってはあまりなじみが無いはずなので、参考のためgoogle のストリートビューを貼り付けておきます。地図で見るには「大きな地図をみる」をクリックし、ズームアウトして下さい。上の写真とほぼ同じ場所。 ↓



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Dr.イェニーのクリニック

イェニー・カイロプラクティック&アキュパンクチャー

米国のクリーブランド・カイロプラクティック大学を卒業する前からこちらクリニックでスタッフとして働いていた。カイロプラクティックと鍼灸を融合させて治療をするクリニックで、毎日少なくとも30人の来院者数がある非常に忙しいところでした。頭も身体もフル回転の毎日でしたが、不思議と疲れはあまり感じずにここで学べるものを全て吸収できてよかったです。

私の仕事は受付の電話応対、患者さんの治療室への誘導、レントゲン写真の撮影準備・現像、部屋の掃除、植木の水やり、週末のセミナーのセットアップなどなど。要するになんでも屋でした。まだカイロプラクティックの開業ライセンスを取得していなかったので実際の患者さんを治療する事はできなかったけど、院長のDr.イェニーと患者さんの会話、検査や治療の手順など様々なことを眼と耳と身体で盗むことができていい経験になりました。

カンザスシティーでお世話になったクリニック


卒業式の後で

Dr.クリーブランドとDr.イェニー

私が卒業したクリーブランド・カイロプラクティック・カレッジの現校長と、アメリカにおける鍼灸の第一人者Dr.Yennieに挟まれて撮った写真。貴重なり。

卒業式の後で

ところで頸椎捻挫

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ムチウチとカイロプラクティック

むち打ち症とは頸椎捻挫である、というところまでやってきました。 捻挫ってよく足首を内側に捻ってやってしまうアレと同じですよ。足首にはなかやまきんに君(【注】→コレ)筋肉は無いので痛めるのは靱帯や腱ですが、首の捻挫の場合はもうちょっと色々なものを傷つけてしまいます。後ろから衝突されて頭が強く前後にゆさぶられるので靱帯や腱だけじゃなく筋肉も過剰に伸ばされて筋繊維の細かいところが切れたりするわけです。

通常のむち打ちは上記のように頸椎周辺の軟部組織(靱帯、腱、筋肉)がやられているだけで、頸椎の脱臼や骨折は含まない。だから治療は結構おざなりなものとなりがちです。自分もそうだった。事故の次の日から首の前後の筋肉がガチガチになってちょっと動かすと痛い状態になっていたのですが、ズキンズキンする血管性の頭痛や夜間痛、腕のしびれなどは無かったのであまり深刻に考えていなかったのです。カイロプラクティック大学のクリニックで無料の治療を受けても良かったけど、ここは現場での対応の仕方を学んでおこうと当時住んでいたアパートの目の前にあった「All Star Chiropractic (オールスター・カイロプラクティック)」の門を叩いてみた。ゴンゴン

もちろんドクターはクリーブランドカイロプラクティック大学の卒業生。保険請求があるので膨大なペーパーワークにえらい時間をかけて早速検査に入ります。整形外科的テストは慣れた様子でさっさと済ませてくれましたが、次のX線写真は、、、、、きっと僕が自分で撮る方が上手い、はず。まあいいです、どんな治療でいくのか体験できれば。

実際に治療を始めたのは事故後3日以上過ぎていた頃で、急性期も過ぎて頸椎の不安定性も無かったので早速首のアジャストメントです。典型的なディバーシファイド・テクニックをドクターは使っていました。その後は電気刺激治療で痛みを和らげておしまい。こうした治療を最初の2週間は週に3回、次の2週間は2回、と次第に治療の回数のペースを落としていきます。

ドクターのアジャストメントは上手いのだけどこのクリニックは結構人気があるところで忙しいためか、クリニックのオペレーションがまるで流れ作業の様だった。受付の女性もひっきりなしにかかってくる電話の応対のためにヘッドセットを付けて電話応対しながら来院する患者の対応をしていて、忙しさのためにイライラした顔を見せていた。そこが残念だったし、自分の施術院を開く上で他山の石とせねばならないところです。

(続く)

(続き) ムチウチ症

追突事故の現場


大きな地図で見る 左手に見えるのが洗車場で、毎日この道を使って通学していた。

衝突時の状況

さて、ここで洗車場に入ろうとして停止していたところを後ろから掘られたのですが、結構なスピードで突っ込まれたので反対車線に弾き飛ばされました。そこでまあ典型的なムチウチ症が起こる訳です。 シートベルトは締めていたので首から下は座席に固定されており、衝撃で身体だけが前に引っ張られる。そして一瞬遅れて頭が前につんのめります。その瞬間背中が全部座席から前に離れてしまい、背もたれが自由に動かせるようになってしまう。(2ドアの車で後部座席に乗るためにはただ単に背もたれを前に倒せば座席を前に移動できるタイプだった。) 背中と頭が背もたれから完全に離れてしまってもシートベルトがあるから身体は行き過ぎずにストップするが、頭はそのまんま東 そのまま前に飛んでいこうとする。

頸椎伸展

こんな事がほんの一瞬で終わるのですが、首には相当大きな負担が掛かる。首を前後に倒す動作をゆっくりやれば何の問題も起きませんが、外から加わる力で一瞬のうちにやってしまえば当然よろしくないわけです。 まず首が急に反る「過伸展」という状態から、頭が前につんのめる「過屈曲」という状態へ。過屈曲の際に下手すると背骨の椎体がつぶれる圧迫骨折が起こる可能性もあります。

頸椎屈曲

そして1トン以上ある車がそれなりのスピードで突っ込んできたのでその衝撃が、座席に固定されていない首に伝わります。時速10km程度でぶつけられてムチウチになることもあるのに時速30~40マイル(時速50kmくらい)で衝突されれば首がおもいっきり前後に振られてもっとひどいことになるのは自明ですね。しかも前後に自由に動かせる背もたれが一瞬遅れて前に倒れてきてヘッドレストに後頭部を強打されてしまい、まるで誰かに頭をひっぱたかれたかのようでした。値段が高い車だとそうならないようにヘッドレストにも工夫がされてます。

ハンドルに突っ伏した状態で反対車線に飛び出してしまった後クラッチを切ったままなんとか駐車スペースに滑り込ませて、対向車が突っ込んで来るという事態は避けられたものの、今思い出してみると相当ヤバイ状況でした。アメリカンサイズの巨トラックが来ていたらお陀仏だったかも。 こうした命に関わる事態に直面すると人間の神経系は交感神経優位の緊急事態モードに入るので、ぶつけられた後も割と落ち着いて車を操作することができました。

事故直後の身体の状態

しばらくして警察がやってきて状況を聞き始めます。僕にも大丈夫かと聞いてきますが、普通に受け答えはするし出血もしていないので特に問題ないと判断したのでしょう。ポリスレポートを渡して去っていきました。事故車両は全て自走できたので皆お互いの連絡先を交換してこの場ですることは終わりです。

この事故当日は面白いことに何の痛みも感じなかったのを憶えています。ヘッドレストに頭を叩かれた感触が残っている程度。それは神経や骨には特に損傷が無かったからです。ぶつけられた衝撃で首が前後に大きく振られた瞬間に頸椎を支えている筋肉や靱帯が強く引っ張られていわゆる「顕微損傷」を起こしただけで、受傷直後は特に痛みを感じないのです。しばらくしてから痛くなる捻挫のようなもの。しかも交感神経優位で緊張状態にあるから痛覚が余計鈍くなっています。

とリあえずその日は普通に勉強して寝ました。

で、次の日。

メチャメチャ痛くなりますた。

1日遅れの筋肉痛が後頭部から首・肩・背中まで全部。ちょっと動かすだけで痛い。でも学校の授業はあるし、欠席するとついていけなくなるのでイブプロフェンだけ飲んで普通どおり学校に行った。授業を受けるとその間は勉強に集中できるので痛みのことは忘れられるけど、やっぱり家に帰ると痛い。最初の2、3日は冷やしまくってできるだけ炎症を抑えておき、その後はできるだけ温めて血行が良くなるようにしておきました。

まあ車が全損したといっても自走できる程度の損傷だったし、自分の首もまだ柔軟性があって衝撃をうまく受け止める事ができたので首に骨折や脱臼などを起こすことなくムチウチ症で済んだわけです。

ところでムチウチ症の定義とは

交通事故の被追突などで「頸椎が過度に屈曲・進展した結果、組織の損傷が首の軟部組織にとどまり、頸椎や椎間板の損傷にまで至らないもの」です。要は首の捻挫であって、記録に残す病名としては「頸椎捻挫」を使います。

(まだまだ続く 8-)


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