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カイロプラクティック Archive

ストレートネック化

頸椎には生後3ヶ月頃から前方へのカーブが出来て「前弯」が形作られます。所謂「首が据わった」状態です。この正常な前弯が減少すると直線的なストレートネックになったり逆向きの「後弯」が現れたりします。その原因は様々ですが、ストレートネックになることで頸椎のカーブでバネを効かせながら頭を支えることが難しくなり、首の後ろ肩の筋肉を使って重たい頭を引っ張りながら支えるようになります。肩こり、首の痛み、頭痛、腕のしびれなどの原因ともなるこの「後弯」がひどくならない様、姿勢に気を付けましょう。

正常な頸椎に後弯ができる様子 ↓

カイロで運動能力の向上

カイロプラクティックで駆けっこが速くなる?

米国の各種オリンピックチームがカイロプラクターに選手のボディケアを任せているのはご存じですか?トップレベルの選手達が関節や筋肉の機能を最高の状態に維持出来る様カイロプラクティックを利用しているのですが、カイロプラクティックの役割はもちろん神経系にも及びます。JMPTという専門誌に掲載された記事によると、「カイロプラクティックアジャストメントを受けると脳から発せられた命令が筋肉に届くまでの時間が短くなる」という実験結果が明らかになったそうです。

この実験では被験者のグループが2つに分けられ、一方のグループにはカイロプラクティック・アジャストメントを施術し、もう一方のグループは特に治療を施さないまま、という条件の下実験が進められました。

実験内容はというと、被験者がコンピューターのモニター上で矢印をランダムに現れるターゲットに向かって動かすのに掛かる時間を計測するという形が取られています。

そしてカイロプラクティック治療を受けたグループともう一方のグループの間には実験結果に明らかな違いがありました。カイロプラクティック治療を背骨に受けた後はモニター上で矢印を動かすために掛かる時間が大幅に短縮し、筋肉を使ってマウスを動かす動作がより素早くなることが判明したのです。この実験結果で何が分かるのかというと、大脳の運動野から発射された命令が運動神経経由で筋肉により速く到達するようになったという事です。これはコンマ1秒を争うオリンピック競技では非常に重要な事ですね。

具体的にどのくらい反応時間が短縮したのかというと、カイロプラクティック治療を受けたグループは治療を受ける前と較べると182ms(ミリ秒)反応時間が短縮し、改善率は9.2%。それに対してカイロプラクティックを受けていないグループは実験を繰り返して慣れたという理由からでしょう、29msほど反応時間が短くなり改善率は1.7%にとどまりました。

この実験を行った研究者達によると2つのグループ間における改善率の違いは有意に差があり、カイロプラクティック治療を受ける事の利点を確認できたと述べています。

KAWAEカイロプラクティックにはバレエやダンス、体育の授業などでパフォーマンスを向上させたいという目標を持って来院される方が小学生から社会人まで大勢来院されます。骨盤の歪み・関節可動域が改善するだけでも運動能力が大分良くなりますが、脳から発射された命令ができるだけ短時間で目標の筋肉に到達すればするほど頭でイメージした動作と実際の身体の動きにラグ(遅延)が無くなりますのでトップレベルを目指すアスリートや体育の授業で学年1番を目指す小学生はカイロプラクティックの施術を受けてみることをお勧めします。

【参照】 Journal of Manipulative and Physiological Therapeutics / May, 2006

健康への近道

日本の一般の方にはあまり知られていませんが、欧米諸国を中心にカイロプラクティックは健康保険の適応が認められています。アメリカでは経営状態の良い大企業に勤めている人は会社で加入している保険を利用してカイロプラクティックも含めた医療を自己負担も少なく受けることができますが、その他の多くの国民は高額な民間の保険に頼っており、カイロプラクティック治療だけでなく歯科治療さえもカバーしない保険プランに加入していることも少なくありません。(例えばその年の最初の医療費30万円まで自己負担で、それ以上の費用が掛かれば保険が何割かカバーしてくれる、といったイザという時のためだけの健康保険に加入している人も多い。)

医療費の自己負担が通常3割で済む日本国民と違って、民間の健康保険に頼らざるを得ないアメリカ人の多くはできるだけ病気にならないように身体をメインテナンスすることの重要性に気付き始めています。特にベビーブーマーには従来の医療ではカバーできないメインテナンス的なヘルスケアを受けるための手段として、カイロプラクティックを普段から自費で利用している人が増え続けています。医療費の自己負担が高い国の人々は出来るだけ自分の身体と財布を守るための情報収集を欠かしません。

特に痛いところが無くても、関節や筋肉を含めた身体の機能に異常を感じればすぐにカイロプラクティック治療を受けて身体の運動機能を維持し、血行・リンパ行の改善・維持を図ることが薬に頼ることなく健康を保つのに必要だと理解している人がアメリカの都市部では特に多いようです。また実際に様々な統計学的リサーチがアメリカでは行われており、症状が現れてから薬や手術などを用いる従来の医療だけに頼るよりも、普段から予防的にカイロプラクティックなどを利用した方が医療費を全体的に圧縮できるということが明らかになっています。

これは「虫歯にならないよう、歯科で定期的に歯のクリーニングをする」考え方と同じですね。

病気やケガで苦しむ前に身体のメインテナンスを欠かさず行い、QOL(生活の質)及びADL(日常生活動作)を維持・向上させることを目指す。これが結局健康な生活への一番の近道なのです。

【参照】 webMD.com / May 16, 2000

妊婦さんへのアドバイス

あるアメリカのTV番組を観ていました。内容は「妊婦へのカイロプラクティック的な観点からのアドバイス」です。

言われるまでも無く分かる事ですが、番組内で「妊娠中にある程度の腰痛を訴える妊婦は全体の半数に及ぶ。」という調査結果がまず挙げられ、その理由として「妊娠中は身体の重心が骨盤の前方へと移動するためである」と解説が述べられています。確かにその通りですね。

胎内の赤ちゃんが成長するにつれ重心はますます前方へ移動し、バランスをとるべく腰椎のカーブ(前弯)が一層強くなるのですが腰椎の前弯だけが強くなってそのままで済むはずがありません。大抵の場合、上部胸椎のカーブ(後弯)が大きくなって頸椎がストレートな猫背姿勢となることが多いです。重心の位置の変化によって起こされた腰痛そのものは出産後に改善することがほとんどですが、今度は授乳時の姿勢など育児期における問題のために肩こり・首の痛みが発生する方が多くなります。

妊婦さんの腰痛予防・改善のためのアイデア集

  1. 妊娠中期頃から週3回のエクササイズとその前後の軽いストレッチ。妊娠中の軽い運動は・肩こり・腰痛予防に効果的ですが、エクササイズの種類はカイロプラクターなどの専門家に相談を。軽い散歩、マタニティー水泳、自転車こぎなどお腹に強い力を入れる必要のない軽めの運動がベストです。
  2. 靴底が柔らかく平らな靴を履くこと。ヒールが高めの靴は姿勢の前後のバランスを崩し、妊娠後期の腰痛がひどくなる可能性があります。
  3. 椎間板ヘルニアの予防のため、子供や物を持ち上げる時に腰を使うのではなく必ず最初に膝を曲げること。重たい物を自分だけで持ち上げるのは出来るだけ避ける。
  4. 十分な休息をとる。脚がだるいようであれば、横になって両脚を胴体より高い位置に上げて休憩しましょう。
  5. 横向きで寝る時は腰にかかる負担を出来るだけ減らすため、抱き枕を膝の間に挟むと楽です。また身体の左側を下にすると比較的血流が良くなり、腎臓の機能が向上します。身体の不調の原因ともなる老廃物の除去は妊婦にとって大事です。
  6. 産休前でまだデスクワークを続けている場合、姿勢に気を付けてできるだけ腰・背中・首の負担を少なくする。モニターの上端が姿勢良く座った時の目線の高さに来るようにセットし、脚の筋肉にかかる緊張を減らすため高さ10cm程度の足を置く台を机の下に用意しましょう。床に座って腰を丸めてお腹を圧迫しながら低い位置にあるPCを使う事はお勧めできません。
  7. 妊娠前と同様1日3食をとるのではなく、4~5時間毎に食事を小分けにしてとることで吐き気や極端な空腹感の発生を抑えやすくなります。

そして番組ではもちろん妊娠中のカイロプラクティック・ケアを勧めています。

カイロプラクターは骨盤に限らず身体でバランスの悪い所を的確に捉える事ができるため、妊娠中・産後に発生しやすい腰痛・肩こりなど筋骨格系の症状の緩和・改善のお手伝いが可能です。訓練を積んだカイロプラクターであれば安全に妊婦さんへの施術を行うことができます。妊娠前から腰痛などの既往症がある方は、妊婦への施術を得意としている治療院を見つけて相談してみて下さい。

【参照】 WOAI.com (Apr 14, 2004)


ADHDの改善

ADHDとはAttention-Deficit/Hyperactivity Disorder のことで、日本語では「注意欠陥・多動性障害」と呼ばれます。アメリカのJMPTという専門誌でADHDとカイロプラクティックについての記事が掲載されていましたので紹介したいと思います。この記事自体はまだpeer-review(査読)の段階にあるケーススタディーです。

記事の抜粋・翻訳:

「3年前にADHDであるとの診断を受けた5歳男児のケーススタディー: この男児を担当した当時の小児科医はメチルフェニデート(別名リタリン)、アデラル、ハルドールを処方したが、3年間薬の服用を続けてもADHDの症状改善には繋がらなかった。何とかならないかということでこの男児はカイロプラクティッククリニックに連れてこられ、まず問診によって出産が非常に難産で産後すぐにNICU(新生児集中治療室)に4日間入院していたことが分かった。この男児の母親によると他の問題は特に無かったと述べている。

担当カイロプラクターは必要な検査として触診・X線検査を行いその結果、通常存在すべき頸椎の前弯が消失して逆向きの後弯になり、サブラクセーションと呼ばれる背骨の関節の歪みが明らかに存在していることが分かった。そこで両親の同意の下、カイロプラクティック治療が開始されこの男児に対する治療の経過が記録された。

治療をしばらく続け、12回目の治療を受けた頃から次第に問題行動が少なくなり始め、27回目の治療を受けた頃には明らかに症状が好転したと母親は述べている。

その後母親と共に男児は経過観察のために担当医師のオフィスを訪れ、その医師は問診によってこの男児はADHDに特徴的な症状が消失しており、もうこれ以上リタリン等を服用する必要が無いとの判断を下した。」

結論:

ADHDの原因は様々であることが今では分かっており、現在のところ誰にもハッキリした原因が掴めていません。この記事から分かることは、ADHDの治療に良く使われるリタリンではなくカイロプラクティックという手技療法が非常に効果的な場合もあるということです。何にせよ3年間も続けていた薬の服用をストップするきっかけをカイロプラクティックが与えてくれたわけですね。

【参照】 Journal of Manipulative and Physiological Therapeutics / Oct. 2004

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