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臨床報告 Archive

臨床ファイル/産後も続く腰痛

Oさん 32歳 女性 育児休暇中の会社員

主な症状:腰痛・左臀部のしびれ・

3ヶ月前に自然分娩で男児(2950g)を出産。妊娠後期から腰痛が始まったが出産後に良くなるよと言われてそのまま放置していた。産後1週間で退院したが腰痛は良くならず、左臀部および左大腿背側にしびれ感が出始めた。ヘルニアではないかと疑い予約後来院。赤ちゃんは母親に預けて来た。来院時の様子を観察すると歩き方に跛行など異常は見られない。友人にもらったトコちゃんベルトを着用すると楽。睡眠中に寝返りを打つと痛みで目が覚めやすい。赤ちゃんの世話に集中しているので痛みはある程度我慢できるが、将来どうなるか不安。来年は仕事に復帰したい。妊娠する前から靴底の減り方やパンツの裾の長さに違いが有り、スカートが回りやすかった。骨盤の調子が何かおかしいことは以前から知っていたこともあり、骨盤矯正をしっかりやりたい。腰痛は28週頃?から始まり、痛みの強さは10点満点で現在7/10。臀部のしびれの強さは5-6/10。姿勢分析。出産直後特有の反り腰&猫背。胸椎の後弯が少ない。ヘルニアの既往歴は無し。妊娠中の検査では血圧は普通と言われている。

施術の記録より(抜粋):

1回目: 腰椎の可動域は屈曲・伸展で減少。右側屈は左臀部に痛みを伴う。右仙腸関節の屈曲に制限。両側の梨状筋・殿筋および左腰方形筋が特に固い。硬結を押すとしびれ感が左臀部に拡がる。右脚が約1.5cm短い。右仙腸関節がPIIN。腱反射(L4・S1)は正常(2+)。運動神経(L4・L5・S1)も正常。知覚も左右差なし。整形外科的テスト。SLRは70°-80°で仙腸関節痛(+)。ヨーマン・ゲンズレン・ケンプ・梨状筋テスト(+)。右PSIS、L4の棘突起&左横突起に強い圧痛あり。右仙腸関節・L4・T5をアジャスト。エクササイズ指導などは次回から。

2回目(4日後): 左殿部のしびれ感・腰痛は改善したが、今度は右側が痛い。脚長差は1cm有り。腰痛は4-5/10、殿部のしびれ感は5/10。右仙腸関節の可動域は改善しているがまだ固い。腰回りの筋肉の硬結を押すとしびれ感が拡がる。前回の施術の後2日間は腰がスッキリしていたが、抱っこと授乳で疲れが溜まると痛くなる。寝返りをして痛くて目がさめる事はこの4日間無かった。右仙腸関節・L5・T7・T5・C5をアジャスト。姿勢についての指導。

3回目(4日後):腰がまだ痛いが、臀部のしびれ感は長時間座り続けなければ出なくなった。腰痛は3/10、臀部のしびれ感は1-2/10。今までさほど気にならなかった肩こりをついでに改善させたい。腰椎の可動域は改善し、屈曲・側屈時の腰や臀部の痛みは減少。両側の仙腸関節・L5・T7・T1・C5をアジャスト。バランスボールを使った筋トレ&ストレッチ。

4回目(5日後): 1週間後の予定だったが、昨夜赤ちゃんを抱っこしたまま階段を上ろうとした時に腰をひねって急に痛くなったため急遽来院。腰痛は8-9/10。下肢へのしびれは無い。イスから立ち上がるのがつらい。下肢長差はほぼ無し。両側仙腸関節・L4・T7・C5をアジャスト。腰方形筋の緊張をゆっくり解く。背筋のストレッチ指導。

5回目(4日後):腰痛はまだあるもののひどい時の強さは3-4/10、普段は2-3/10。しびれ感は無し。腰椎の過度な前弯(反り腰)がとれてきた。姿勢の再チェックと指導。友人の妊婦さんを紹介していただいた。左仙骨翼・L5・T7・T3・C7をアジャスト。仙骨へのアジャストが効いたらしく、痛みが消失。次回は1週間後で様子を見ながらメンテナンスケアに移行。

臨床ファイル/緊張性頭痛

Nさん 35歳 男性 会社員

主な症状:頭痛・眼の疲れ・肩こり

仕事はPCを使った事務作業が主。1日中PCの前でデータ入力などの作業を続ける事がある。最近夕方になると首・肩周りの疲れがひどく、時々頭痛が起きる。鎮痛剤を飲むこともあるが出来れば薬に頼りたくない。頭痛はいつも後頭部・側頭部・前頭部の両側に発生し、鈍い痛みがしばらく続く。帰宅して入浴すると治まる事も多いが、翌朝も痛い事がある。腰椎椎間板ヘルニアの既往歴があり、腰の姿勢は気を付けているが首は気が付くと猫背になっていて何とかしたい。会社の健康診断では血圧は普通。運動は普段していない。腕の特定のデルマトームへの放散痛は無い。頭痛の前兆として眼の奥の疲れがある。。

施術の記録より(抜粋):

1回目: 首・肩の鈍痛・疲れのひどさはペインスケールで5/10。頭痛は7-8/10。姿勢分析。胸椎がフラットでそのまま頭部が前方へ突き出して頸椎の前弯が減少している。頸椎のROM(可動域)は前屈、側屈で減少。後屈すると頸胸移行部に鈍痛がある。回旋は両側とも痛みを伴う。複数の整形外科的検査が陽性(+)。後頭下筋群、肩甲挙筋、僧帽筋の緊張がひどく、トリガーポイントが複数箇所存在する。腱反射(C5・C6・C7)は正常。C2およびT5の棘突起は強い圧痛あり。施術。後頭骨・C2・C5・T2・T5をアジャスト。首・肩のストレッチ、Braggard’sエクササイズの指導。

2回目(7日後): 仕事の都合があり1週間後に来院。頸椎の可動域は改善するも筋肉のハリはまだ取れず、頸椎の他動的回旋可動域においては鈍痛を伴う。前回の施術を受けた次の日首の痛みと右上腕のしびれ感があったが、現在の首・肩コリは4-5/10。今日は頭痛無し。3日前に3-4/10位の頭痛があった。仙腸関節・T7・T5・C5・C2をアジャスト。バランスボールを使ったストレッチ。

3回目(7日後):再び週末に来院。頭痛の頻度・強さは明らかに減少した。週の前半は調子が良かったが、木・金は疲れが溜まって首・肩こりが気になる。1回目の施術後に感じたしびれ感は無い。頸椎可動域の側屈は両側で正常化。僧帽筋・肩甲挙筋の筋肉の硬結が次第に緩んできた。仙腸関節・L5・T5・C5・C2・後頭骨をアジャスト。バランスボールを使ったストレッチ。

4回目(7日後): 疲れ感は首・肩にあるものの仕事中にひどい頭痛で悩まされることは無くなった。首・肩の痛み・疲れは2-3/10、頭痛は無し。仙腸関節・T10・T7・T5・C7・C5をアジャスト。

5回目(14日後):頭痛は無し。姿勢の再チェックと指導。上部胸椎のカチカチ感が減少。以前は首・肩の筋肉が全体的に固くなっていたが、触診すると筋肉のコリが「動く」様になってきた。猫背は改善しつつある。この患者さんへのアジャスト箇所は毎回ほぼ同じ。次回も2週間後。その後は月1回程度のメインテナンス・ケアに移行予定。

臨床ファイル/長時間の運転で椎間板ヘルニア

Uさん 41歳 男性 会社員

主な症状:椎間板ヘルニアによる急性腰痛、座骨神経痛

20代初めに下部腰椎椎間板ヘルニア既往歴有り。手術歴無し。2週間前にぎっくり腰になり、病院でX線・MRI検査を受けてL4椎間板ヘルニアと診断された。刺すような腰痛と右臀部~右大腿背側への放散痛。営業職で毎日車を運転し、オフィスでも外でもPCを使って仕事をして背中を丸めていることが多い。今は鎮痛剤の服用とコルセットの着用でだましだまし仕事を続けている。以前住んでいた福岡でカイロプラクティックに通っていたことがあり、当院を見つけて来院。X線とMRIを持参。

施術の記録より(抜粋):

1回目: 腰痛はペインスケールで現在7-8/10。当初は10/10だった。急性痛のため姿勢分析は省略。左側への退避姿勢あり。整形外科的検査は、SLR:20°-30°で(+)、ラセーグ(+)、WLR(+)、バルサルバ(+)、馬尾症状(-)、右L4腱反射(2+)。S1腱反射両側とも(3+)。骨盤が後傾し、腰椎が後弯している。約20年前のヘルニアの際、病院の先生に背骨がまっすぐ過ぎると言われたことがある。腰方形筋・腸腰筋・中殿筋・梨状筋が両側で過緊張。脚長差あり。まず温熱療法とトリガーポイントセラピーの組み合わせで筋肉の硬結を解く。仙腸関節・T5・C6・C4を軽めにアジャスト。腰椎にDisc Pump。椎間板ヘルニアの仕組み、施術の方針について説明。帰り際には腰痛の度合いが5-6/10へ改善。

2回目(3日後): 退避姿勢をとる必要が減った。前回の施術後しばらく調子は良かったが、箱根へ車で往復する仕事が本日あったため長時間のドライブで痛みは増悪。7/10。右脚への放散痛は緩和している。3-4/10。右SI、L5・T7・T4・C6・C4をアジャスト。Disc Pump。椎間板の回復にかかる時間を短縮するための背骨体操を指導。運転中の腰痛予防について指導。

3回目(3日後):平日は仕事の後に来院。腰痛は3-4/10で以前ほど気にならなくなった。車の座席の座り方を工夫しただけでも大分違うとのこと。腰椎の右側屈で放散痛はまだあるものの、我慢できる程度の痛み。筋緊張も解けて可動域は側屈・回旋共に改善。左右SI・L5・T5・C6・C4をアジャスト。Disc Pump。腹横筋の筋力強化。

4回目(7日後): 間隔を1週間に延ばした。腰痛は5-6/10。やはり車の運転がつらい。腰椎を屈曲・右側屈しない限りや放散痛は1-2/10。前回と同じ位置にアジャスト。Disc pumpは無し。エクササイズボール&ストレッチポール。

5回目(7日後):疲れはあるが、初期のひどい痛みは消失した。腰痛は3/10。放散痛は1-2/10で何となく気になる程度。初回にできなかった姿勢分析を改めて次回おこなうことにする。次回は2週間後。施術間の間隔を拡げながら様子見。

臨床ファイル/PCの使いすぎで肩こりがひどい

Tさん 29歳 女性 システムエンジニア

主な症状:肩こり・頭痛・眼精疲労

大学卒業後、SEとしてPCを毎日一日中使い続けてきた。普段から仕事中の姿勢は気をつけ、適度な運動を心がけているが首・肩の疲れがとれず、頭痛があると薬を飲んでやり過ごしている。病院でX線写真を撮ったがストレートネックであること以外に頸椎の変形や椎間板腔の減少は特に無しとのこと。手指への放散痛は無し。湿布や鎮痛剤でごまかさず、根本的なところから治したいということで来院。

施術の記録より(抜粋):

1回目: 首・肩の鈍痛はペインスケールで5-6/10。頭痛があると7-8/10。姿勢分析。骨盤が後傾し腰椎の前弯が減少、胸椎の後弯も減少したフラットバック。背中全体の柔軟性も失われている。頭部が強く前に突き出た猫背。整形外科的検査。頸椎の可動域は右回旋と右側屈が特に制限されている。後頚筋群の緊張に伴う痛みはあるものの、特定のデルマトームへの放散痛は無し。腱反射は両上肢とも正常。血圧は普通。他の内科的疾患は無い。CTジャンクションにあるトリガーポイントに押圧を加え、頭痛および眼の奥の痛みが再現される事を確認。施術。温熱療法とトリガーポイントセラピーの組み合わせで筋肉の硬結を解く。仙腸関節・L4・T7・T4・C6・C2を軽めにアジャスト。首・肩のストレッチ、Braggard’sエクササイズの指導。

2回目(5日後): 頸椎の可動域は改善。首・肩コリは5/10。頭痛は5日間無かった。前回の施術後全身がだるくなったが、指示通りしっかり水分補給をしてゆっくり自宅で休んだ。右回旋・右側屈をするとやはりまだ痛い。右PSISの強いPI、L5・T4・C6・C2をアジャスト。エクササイズボールを使ったストレッチの指導。

3回目(7日後):平日は仕事のため来られない。前回の施術から5日過ぎると首・肩コリが気になってくる。頭痛も両側頭部に少々ある。頸椎可動域はほぼ正常。筋肉の硬結が有ることを自分でもようやく自覚出来るようになった。仙腸関節・L5・T5・C5・C1をアジャスト。Cat&Cow ストレッチで背骨の動きを改善させるエクササイズを憶えてもらう。

4回目(7日後): やはり週の後半になると疲れが溜まってくるが、以前と比べるとCTジャンクションがほぐれているのが自分でも分かる。頭痛無し。前回と同じ位置にアジャスト。エクササイズボール&ストレッチポール。

5回目(7日後):疲れはあるものの、以前のようなひどい肩こりは消失した。ペインスケールで首の痛みは1-2/10、肩こりは2-3/10、頭痛はしばらく出てないので0/10。PCを使う際の理想的なモニターやキーボードの位置、効果的なクッションの使い方、腱鞘炎の予防法について指導。姿勢を簡単にチェック。猫背は改善しつつあるものの、姿勢を最善の状態に改善させるためにはそれなりの時間がかかりそうだと伝える。次回は2週間後。施術間の間隔を拡げながら様子見。

皆さまの声【#18】

KAWAEカイロプラクティック・患者さんからの声を紹介さいたま市大宮区 31才 女性 PT くまちゃん

2009年4月患者さんから寄せられた声

「現在第1子妊娠中です。お腹が大きくなるにつれて骨盤、腰への負担も大きくなり大変な毎日です。河江先生にお世話になり妊娠生活もだいぶ楽になりました。脊柱は大切です。産後もお世話になりますので宜しくお願いします。」

院長からのコメント
理学療法士として老人介護施設で働く妊婦さん、仕事も大変なのに妊娠6ヶ月を過ぎてお腹も大きくなりはじめて大変ですね。急に体形と重心の位置が変化する この時期から背骨と骨盤のケアをすることで薬を使わず出産前後の腰痛・肩こり・頭痛などを最小限に抑えるのは非常にグ~ ;-) です。骨盤の仙腸関節・下部腰椎・上部胸椎のアジャストメントを主にやっておりますが、関節を触診して分かる ”違和感” は以前と較べると非常に少なくなったのでこれからもっとお腹が大きくなっても私としては仕事が非常にやりやすいです。イライラが少ないお母さんの赤ちゃん はきっと優しい子に育ってくれるでしょう。

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