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臨床ファイル/緊張性頭痛

Nさん 35歳 男性 会社員

主な症状:頭痛・眼の疲れ・肩こり

仕事はPCを使った事務作業が主。1日中PCの前でデータ入力などの作業を続ける事がある。最近夕方になると首・肩周りの疲れがひどく、時々頭痛が起きる。鎮痛剤を飲むこともあるが出来れば薬に頼りたくない。頭痛はいつも後頭部・側頭部・前頭部の両側に発生し、鈍い痛みがしばらく続く。帰宅して入浴すると治まる事も多いが、翌朝も痛い事がある。腰椎椎間板ヘルニアの既往歴があり、腰の姿勢は気を付けているが首は気が付くと猫背になっていて何とかしたい。会社の健康診断では血圧は普通。運動は普段していない。腕の特定のデルマトームへの放散痛は無い。頭痛の前兆として眼の奥の疲れがある。。

施術の記録より(抜粋):

1回目: 首・肩の鈍痛・疲れのひどさはペインスケールで5/10。頭痛は7-8/10。姿勢分析。胸椎がフラットでそのまま頭部が前方へ突き出して頸椎の前弯が減少している。頸椎のROM(可動域)は前屈、側屈で減少。後屈すると頸胸移行部に鈍痛がある。回旋は両側とも痛みを伴う。複数の整形外科的検査が陽性(+)。後頭下筋群、肩甲挙筋、僧帽筋の緊張がひどく、トリガーポイントが複数箇所存在する。腱反射(C5・C6・C7)は正常。C2およびT5の棘突起は強い圧痛あり。施術。後頭骨・C2・C5・T2・T5をアジャスト。首・肩のストレッチ、Braggard’sエクササイズの指導。

2回目(7日後): 仕事の都合があり1週間後に来院。頸椎の可動域は改善するも筋肉のハリはまだ取れず、頸椎の他動的回旋可動域においては鈍痛を伴う。前回の施術を受けた次の日首の痛みと右上腕のしびれ感があったが、現在の首・肩コリは4-5/10。今日は頭痛無し。3日前に3-4/10位の頭痛があった。仙腸関節・T7・T5・C5・C2をアジャスト。バランスボールを使ったストレッチ。

3回目(7日後):再び週末に来院。頭痛の頻度・強さは明らかに減少した。週の前半は調子が良かったが、木・金は疲れが溜まって首・肩こりが気になる。1回目の施術後に感じたしびれ感は無い。頸椎可動域の側屈は両側で正常化。僧帽筋・肩甲挙筋の筋肉の硬結が次第に緩んできた。仙腸関節・L5・T5・C5・C2・後頭骨をアジャスト。バランスボールを使ったストレッチ。

4回目(7日後): 疲れ感は首・肩にあるものの仕事中にひどい頭痛で悩まされることは無くなった。首・肩の痛み・疲れは2-3/10、頭痛は無し。仙腸関節・T10・T7・T5・C7・C5をアジャスト。

5回目(14日後):頭痛は無し。姿勢の再チェックと指導。上部胸椎のカチカチ感が減少。以前は首・肩の筋肉が全体的に固くなっていたが、触診すると筋肉のコリが「動く」様になってきた。猫背は改善しつつある。この患者さんへのアジャスト箇所は毎回ほぼ同じ。次回も2週間後。その後は月1回程度のメインテナンス・ケアに移行予定。

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