首肩周りの違和感がひどく、めまいや耳鳴りがするようになったシステムエンジニア

ひどい肩こりとめまい、耳鳴り
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頸椎や胸椎の関節の動きを改善させ、筋肉の緊張を和らげると症状が軽くなった

症状:肩こり、軽いめまい
年齢・性別・職業:
Tさん・32歳・男性・システムエンジニア
経緯:
データベースの保守作業をしていて夜勤もある。身体を動かさずにPCとにらめっこで姿勢が悪い。首肩のこりや違和感がひどく、最近はめまいや耳鳴りが気になる。

まとめると:
●慢性的な肩こり。
●「ブーン」という耳鳴り。
●軽いめまいが時々ある。
●猫背でいつも姿勢が悪い。
●腕のしびれは無い
●これ以上ひどくならないようにしたい。
●頸椎、上部胸椎に主なゆがみがある。
●トリガーポイントが首肩周りにある。
●5回の施術で症状が大幅に改善。

この症例についての施術内容

初回来院時の状態:
肩こりがメイン。姿勢をチェックすると典型的な猫背。肩甲骨より上の胸椎がぐーっと前に丸まってしまい、肩関節も前に出ている。頭部を支えるために首肩の筋肉を使いすぎている状態。

肩こり

カウンセリング・検査:
整形外科的テストを各種行った。手や腕に拡がる放散痛は無し。頸椎の可動域は伸展・両側の側屈・回旋に痛みを伴う制限が有る。胸鎖乳突筋、僧帽筋、肩甲挙筋、棘上筋にトリガーポイント有り。脊椎のパルぺーション(触診)でC2、C5、T2、T7のゆがみを確認。特に右の肩甲骨の動きが固い。腰の自覚症状は特に無し。腰椎の可動域は正常。骨盤のゆがみは若干あるものの脚長差は最小。めまいや耳鳴りについては耳鼻科で検査を受けて原因がよく分からないと言われ、ビタミンB12や血行を良くする薬を処方された。持病は特になし。姿勢の悪さとトリガーポイント、背骨のゆがみの関係について説明。

分析:
Tさんの姿勢や頸椎の可動域からみてストレートネックが悪化した、頸椎の後弯があると考えられる。一日中PCを使っているためどうしても特定の筋肉に負担が掛かってしまい、トリガーポイントが発生しやすい。当院でいくら施術をおこなっても、本人が普段の仕事中の姿勢に気を付けなければまた同じ症状がぶり返す典型的なパターン。マッサージやトリガーポイントセラピーのみでは不十分。頸椎や胸椎で動きの悪くなっている関節をアジャストし、筋肉にかかるテンションを減らす必要がある。仕事中に何時間も同じ姿勢を続けて欲しくないため、座ったままでも出来るストレッチの方法や、良い姿勢を保つためのコツをお教えする必要もあり。

プラン:
関節をアジャストする前に首、肩、後頭部、肩甲骨周りの筋肉をできるだけほぐして緊張を取り除く。C2、C5、T2、T7へのカイロプラクティック・アジャストメントをおこない、肩こりの原因の一つとなっている背骨のゆがみを整える。勤務中の姿勢を改善してもらうためにストレッチや筋トレの方法などを指導。まずは6回継続的に通っていただく。

下記のような順序で施術を繰り返し受けてもらいました

2回目(3日後): 夜勤後の来院。前回の施術で首が良く回るようになり、この3日間はめまいや耳鳴りが出ていない。改善は感じられるが肩こりはやはり気になるそう。C2、T2へは軽めのアジャスト。C5へのアジャストで結構大きめな関節音がした。

3回目(3日後):前回と同様、30分程度の施術。初回来院時に指導したストレッチの効果が出てきたようで首肩の筋肉のコリがスッキリしてきたそう。勤務時間が長かった一昨日は夜に耳鳴り(ブーンという低い音)が出たが、その後は無し。下部頸椎の動きが非常に良くなった。

4回目(5日後):腰痛が若干ある。C5、T5、T7、骨盤へのアジャスト。めまい・耳鳴り無し。「首肩がラクになってから睡眠の質が良くなった」そう。

5回目(10日後):触診すると毎回同じ脊椎にゆがみが感じられるが、初回来院時ほどの大きなものではなくなった。1日中PCとにらめっこしている勤務環境は変わらないのでこれからも定期的に背骨・身体のメンテナンスに来てもらうことにする。次回は2週間後。

仕事中どうしても同じ姿勢で固まってしまう方は背骨のケアが必要です

一日中PCで作業をしているとどんなに気を付けていても肩や背中が丸まりやすいです。頭や上半身を支えるために首肩周りや背中、そして腰の筋肉に負担がかかりすぎると、今度は背骨にねじれや傾きなどのゆがみが生じます。ゆがんだ背骨はさらに筋肉への負担を増やしてしまいますので、症状がひどくならないよう、定期的なカイロプラクティックケアを受けるようにしましょう。

ひどい肩こりとめまい、耳鳴り

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